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映画『リライト』33周の順番を整理|美雪は4周目?作戦ノートと席次表を照合【ネタバレ】

映画『リライト』で誰が何番目か、33周の順番を考察するアイキャッチ画像 エンタメ
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映画『リライト』を見終わったあと、「主人公の石田美雪(いしだ・みゆき)は、園田保彦(そのだ・やすひこ)の何周目だったのか」が気になった人もいるのではないでしょうか。

劇中では、すべての周回相手が台詞で説明されるわけではありません。普通に見ていて分かる人物もいれば、席次表の×印や、終盤に約1秒だけ映るノートまで確認して初めて順番がつながる人物もいます。

私も最初に見たときに分かったのは、美雪が「8周目までの誰か」らしいというところまででした。ところがNetflixでもう一度、保彦と酒井茂(さかい・しげる)が相談する場面を順番に追うと、美雪が4周目だと考えられる手掛かりが少しずつ積み上がっていることに気づきました。

この記事では、最初から終盤のノートだけで答えを出すのではなく、作中で明らかになる順番に沿って検証します。

この記事は映画『リライト』の重大なネタバレを含みます。また、劇中の小道具をもとにした独自検証であり、公式から全33周の順番が発表されたものではありません。

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まず作中で確定するのは1・5・8・33周目

小道具を細かく止めて見なくても、物語や台詞から相手を特定できるのは、まず次の4人です。

  • 1周目:増田亜由美――最初の周回として描かれる
  • 5周目:瀬良凛奈――「5周目」だと分かる台詞がある
  • 8周目:宮地桃子――桃子との周回後、8個目の×を席次表に付ける
  • 33周目:雨宮友恵――最後の周回として物語の中で明かされる

この4人が、後から席次表やノートを読み解くときの基準になります。ただし、提供いただいた読み取り一覧と照合すると、ノートの先頭に「あゆみ」、上から8件目に「ももこ」、最後に「ともえ」があり、1・8・33周目とは対応する一方、上から5件目は「けい」、瀬良に対応する「せら」は7件目です。劇中で5周目と分かる瀬良凛奈とは位置が一致しないため、ノートの並び全体をそのまま周回順と断定することはできません。

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第1段階|4周目の相談場面で美雪が候補に浮かぶ

最初の大きな手掛かりは、Netflix版の1時間17分43秒前後。4周目の保彦が、次の相手について茂に相談する場面です。

保彦は相手の特徴として、いつも教室で本を読んでいる人物だと話し、席次表の右側を指します。席次表の配置と、それまでの美雪の描写を重ねると、この時点で美雪周辺がかなり怪しいと分かります。

ただし、指先は席を一点まで正確に示しているわけではありません。美雪の隣にいる林鈴子(はやし・すずこ)を指していた可能性も、この場面だけでは完全には消せません。

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第2段階|9周目開始時の席次表で8人まで絞れる

次の手掛かりは、Netflix版の1時間21分20秒前後。8周目を終えた保彦と茂が、9周目の相談を始める場面です。

二人はクラスの席次表を見ながら、すでに試した相手に×を付けています。この場面では宮地桃子に8個目の×を付けるため、桃子が8周目だったことが確定します。

この時点で×が付いているのは、次の8人です。

  • 増田亜由美
  • 羽瀬川敦子
  • 川崎京子
  • 大槻美雪
  • 瀬良凛奈
  • 林鈴子
  • 桜井唯
  • 宮地桃子

つまり、美雪と鈴子はいずれも1~8周目の相手だったことが分かります。さらに4周目の相談場面で保彦が指した右上側と照らすと、その範囲で×が付いている人物は美雪と考えるのが自然です。

ここまでで、美雪は4周目でほぼ確定。ただし、保彦の指先を少し広く捉えれば隣の鈴子だった可能性もわずかに残るため、この段階ではまだ「確定」とまでは言い切れません。

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第3段階|33周目のノートに名前と待機場所の一覧が映る

決定的な手掛かりは、Netflix版の1時間36分55秒前後。旧校舎が崩壊する直前、33周目の保彦と茂が話す場面で、茂の開いているノートが約1秒映ります。

劇中でこのページが「作戦ノート」と名付けられているわけではありません。本記事では説明しやすいよう、以降は便宜上「作戦ノート」と呼びます。自分でも検証したい人は、Netflix版の1時間36分55秒前後で一時停止してみてください。視聴環境によって数秒ずれる可能性があります。

ページ上部には「16:45~17:30 待機場所」とあり、その下には、丸印の中に記された短い名前と、それぞれの待機場所が一覧で並んでいます。画面上に1~33の番号が記されているわけではありません。旧校舎崩壊後、33人の保彦をそれぞれどこで待たせるかを整理した一覧と考えられます。

ノートの並びを周回順とみなせるか

ノート自体に「周回順」とは書かれていません。そこで、ノート上の表記を提供いただいた一覧どおりに読み、物語から確定している周回と比較します。

  • 一覧の先頭にある「あゆみ」=1周目の増田亜由美と対応
  • 一覧の上から8件目にある「ももこ」=8周目の宮地桃子と対応
  • 一覧の最後にある「ともえ」=33周目の雨宮友恵と対応
  • 一覧の上から5件目は「けい」、7件目は「せら」=劇中で5周目と分かる瀬良凛奈とは位置が一致しない

1・8・33周目に対応する表記が並ぶ一方、5周目には不一致があります。そのため全体の順番は確定できません。ただし、一覧の上から4件目には「みゆき」と「高台」上から6件目には「すずこ」と「桟橋」が書かれています。

美雪と保彦が最後に会った場所も高台です。4周目の指差し、9周目開始時の×印、そして一覧の4件目にある「みゆき/高台」を合わせると、美雪は4周目だった可能性が高いと考えられます。ただし、ノートの並び全体が周回順とは断定できないため、鈴子を6周目と確定することはできません。

ここまでの結論|美雪は4周目が有力

美雪が4周目だと考えられる根拠は、次のように段階を追って積み上がります。

  1. 4周目の相談場面で、保彦が本を読む人物として美雪周辺を指す
  2. 9周目開始時の席次表で、美雪が1~8周目の相手だったと分かる
  3. 終盤のノートで、一覧の上から4件目にある「みゆき」と「高台」が4周目という推測を補強する

最初からノートだけで4周目と決めたのではありません。普通に見て拾える台詞と場面から候補を絞り、最後に一瞬映る小道具で推測を補強できる構成になっています。

なお、本記事では映画画面をそのまま転載せず、Netflix版で確認した内容を独自の表へ再構成しています。

ノート記載順から整理した33件の対応候補

作戦ノートの名前と待ち合わせ場所を席次表に照合し、現時点で読み取れた33件をまとめました。表の番号は周回番号ではなく、ノート内の記載順を上から数えて本記事で便宜上付けたものです。「あゆみ」「みゆき」「すずこ」などのノート表記は、提供いただいた読み取り一覧に統一しています。確度は、色だけに頼らず次の4段階で表記します。

  • ✓ 物語で確定:台詞や場面から周回番号まで分かるもの
  • ◎ ほぼ確定:作戦ノート、席次表、劇中描写の複数が一致するもの
  • △ 懸念あり:人物候補は絞れるものの、手書き文字の読みなどに懸念が残るもの
  • ? 不明:現在の画像ではフルネームまで安全に特定できないもの

スマートフォンで見たときに表全体が派手になりすぎないよう、行全体ではなく「確度」のラベルだけを色分けしています。

記載順ノート表記照合候補待ち合わせ場所確度
1あゆみ増田亜由美映画館✓ 物語で確定
2みつこ羽瀬川敦子雑貨屋◎ ほぼ確定
3りょうこ川崎京子カフェ裏◎ ほぼ確定
4みゆき大槻美雪高台◎ ほぼ確定
5けい不明(5周目の瀬良凛奈とは一致しない)ロープウェイ乗り場△ 懸念あり
6すずこ林鈴子桟橋◎ ほぼ確定
7せら瀬良凛奈音楽準備室◎ ほぼ確定
8ももこ宮地桃子美術館✓ 物語で確定
9けんた坂東功太塾の横△ 懸念あり
10あだち安達大地かき氷屋◎ ほぼ確定
11とだ戸田ゆかりしまなみ公園◎ ほぼ確定
12みか成田美花神社裏◎ ほぼ確定
13むろい室井大介判読困難(「心初果」のようにも見える)◎ ほぼ確定
14そうた野分聡太商店街入口◎ ほぼ確定
15ようこ桑田陽子社会科教室◎ ほぼ確定
16はすどう不明(ノートは「はすどう」のように読める)判読不能? 不明
17みほ八田美穂体育施設名の一部が判読不能◎ ほぼ確定
18ゆうた高垣優太駅南口◎ ほぼ確定
19はるこ西山晴子ロープウェイ関連の場所(末尾判読不能)◎ ほぼ確定
20どい土井翔体育倉庫①◎ ほぼ確定
21かみや神谷龍神社裏◎ ほぼ確定
22えぐち江口久人八百屋◎ ほぼ確定
23けいこ不明(ノートは「けいこ」のように読める)「中高の下」のようにも見えるが判読困難? 不明
24たくま来栖拓真グラウンド◎ ほぼ確定
25りゅう立花みなみ部室裏△ 懸念あり
26よしこ渡部芳子ゴミ捨て場◎ ほぼ確定
27すずき鈴木利明駐車場◎ ほぼ確定
28れな青木玲奈判読不能(4文字程度)◎ ほぼ確定
29たくや麻生拓也商店街出口◎ ほぼ確定
30つばさ山本翼2階トイレ◎ ほぼ確定
31さとう佐藤裕也正門横◎ ほぼ確定
32わたり渡健介駅北口◎ ほぼ確定
33ともえ雨宮友恵神社前✓ 物語で確定

一覧の上から9番目は、手書き文字が「けんた」とも見える一方、席次表との消去法では坂東功太が対応候補になります。「こうた」の文字を読み違えた可能性はありますが、表記が完全には一致しないため△ 懸念ありとしました。

席次表で最後まで使わなかった4人を照合すると

先に特定できた人物を席次表から除くと、最後に残った4枠は、立花みなみ、来栖拓真、「はすどう」に対応する人物、「けいこ」に対応する人物でした。

一覧の上から24件目にある「たくま」は、席次表に残った来栖拓真(くるす・たくま)と一致するため、記載順24件目の照合候補としてほぼ確定としました。

一方、一覧の上から25番目は、手書き文字を「りゅう」とも読めますが、席次表の未使用名を照合すると立花みなみが残ります。「ミナ」を読み違えた可能性が高いものの、文字そのものは鮮明ではないため、ここは△ 懸念ありとしました。

一覧の上から16番目にある「はすどう」と、上から23番目にある「けいこ」は、席次表に対応する未使用席があるところまでは絞れます。ただし、いただいた映像の解像度では姓や漢字を安全に読めないため、フルネームは不明としています。無理に推測で埋めず、判読できないこと自体を現時点の結論とします。

33周目|最後は雨宮友恵

最後の33周目は雨宮友恵です。

作戦ノートの最後の項目には「ともえ」とあります。そして友恵は、33周目の保彦と実際に夏を過ごした当事者でした。

保彦にとっては33回目の夏でも、友恵にとっては一度しかない夏です。

友恵が美雪の小説を読んでいたことや、別れ際に「キスしてくれないんだ」と反応したことを考えると、友恵は自分が保彦にとって33周目の相手であること、そして美雪と保彦の間に自分とは違う結末があったことを意識していたのかもしれません。

この33周目が、美雪の原稿を友恵が『エンドレス・サマー』へ書き直す終盤の展開につながります。

席次表は35人|33ルートで計算が合う

作中の席次表に載っている名前を数えると、全部で35人です。

内訳は次のように考えられます。

立場人数
保彦と夏を過ごすクラスメイト33人
全ルートを調整する酒井茂1人
転校してきた園田保彦1人
合計35人

茂と保彦を除けば33人なので、作戦ノートに33項目あること、保彦が「33周目」まで夏を繰り返したこととも一致します。

つまり、33という数字は大まかな表現ではなく、席次表上でもきちんと成立する人数です。

見返すときに確認したい再生時間

Netflix版で確認した場面をまとめます。視聴環境によって数秒ずれる可能性があります。

再生時間確認できる内容
1:08:30~茂による33人の保彦の種明かし
1:17:434周目の保彦が「いつも教室で本を読んでいる相手」について相談し、席次表の右側を指す場面
1:21:209周目開始時、桃子に8個目の×を付けた席次表
1:36:5533周目、茂のノートに丸印内の名前と待機場所の一覧が映る場面
1:47:4833周目の友恵と保彦の別れ

作戦ノートだけを止めて見るより、1時間21分前後の席次表とセットで確認するのがポイントです。

映画『リライト』に原作小説はある?

映画『リライト』の原作は、法条遥(ほうじょう・はるか)さんの同名小説です。33周の構造が気になった人は、小説で物語をたどり直すと、映画を見返すときの楽しみも増えそうです。

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まとめ|33件の対応候補を整理、美雪は4周目が有力

映画『リライト』のノートと席次表を調べた結果、次のことが分かりました。

  • 席次表は35人で、茂と保彦を除く33人が各ルートの相手
  • 作戦ノートには、丸印内の短い名前と待ち合わせ場所が33件分並ぶ(番号の記載はない)
  • 美雪は4周目だった可能性が高い
  • ノート上の33件について、席次表から多くの人物候補を照合できる
  • 記載順16件目と23件目のフルネームは不明で、9件目と25件目には読み取り上の懸念が残る
  • 最後の33周目は雨宮友恵

美雪が何周目だったのかは、台詞では説明されません。しかし、一覧の上から4件目にある「みゆき」と「高台」、8周終了時点の席次表という複数の手掛かりがそろっています。

一方、物語だけで周回番号まで確定するのは1・5・8・33周目です。ノートは1・8・33周目とは対応しますが、5件目の「けい」と7件目の「せら」が5周目の瀬良凛奈と一致しないため、その他の記載順をそのまま周回順と断定することはできません。

答えが画面の隅に用意されているところもあれば、どうしても読み切れないところもある。確定情報と推測を分けながら見返すことも、『リライト』の楽しみ方の一つだと思います。

そして33人分の夏を知ったあとで序盤を見ると、同じ保彦を何度も目撃していた町の人たちや、33ルートを調整していた茂の大変さまで、初見とはまったく違って見えてきます。

映画の結末、小説『エンドレス・サマー』の流れ、友恵の目的については、別の結末考察記事で詳しく整理します。

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