『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』を観たあと、特に頭から離れなかったのが「煮付け」の場面でした。
かわいい見た目のまま、冷静に考えるとかなり残酷なことが行われている。映画を観る前は「ちいかわはかわいいキャラクター」という程度の知識しかなかった私にとって、この場面は作品の印象を大きく変えた場面の一つです。
その煮付けをモチーフにした「映画ちいかわ 7プレミアム 赤魚の煮付」が、セブン‐イレブンで実際に販売されています。
この記事は、単なる商品レビューではありません。前半では売り切れ状況や在庫の探し方、味・骨・温め方をネタバレなしで紹介し、後半では、実際に食べたことで映画の「あの煮付け」の見え方がどう変わったのかをネタバレありで掘り下げます。映画とのつながりを読みたい方は、後半のネタバレ考察まで読み進めてください。
映画の中にあった料理を現実で食べたら、どんな気持ちになるのか。気になって探してみると、近所の店舗では売り切れでした。
セブン‐イレブンアプリで探したところ、近い順に4店舗が在庫なし。5番目に表示された約400メートル先、徒歩約5分の店舗で「在庫あり」を見つけ、実際に2個残っていた商品を購入できました。
食べてみると、身は柔らかく、甘辛いタレで普通に美味しい煮魚です。しかし、映画の「あの煮付け」だと想像しながら食べると、素直に美味しいだけでは終われませんでした。
味だけなら満足度は10点満点で7点。映画の世界を現実で追体験する面白さまで含めれば10点です。

ここからまず、商品を探して購入した流れと、実際に食べて分かったことを紹介します。後半の映画とのつながりに触れる部分には、直前にネタバレ警告を入れています。
先に結論|普通に美味しいからこそ、映画を思い出すと複雑
実際に探して食べて分かったこと
- 近隣4店舗では在庫なしだった
- セブンアプリで約400メートル先の店舗に「在庫あり」を発見
- 店頭には実際に2個残っていた
- 身は柔らかく、魚臭さは気にならない
- タレはやや甘めだが、甘すぎず食べやすい
- 一人分のおかずとして量は十分
- メインの厚い部分は骨が少なく、端には細かな骨が多かった
- 税込321円は妥当で、コラボ商品としては良心的
食品として見れば、手軽に食べられる普通に美味しい煮魚です。
一方、『映画ちいかわ』を観た人にとっては、単なるキャラクターパッケージの惣菜ではありません。
映画で強烈な意味を持っていた料理を、自分で温め、自分の口へ運ぶ。その体験まで含めて完成するコラボ商品だと思います。
映画で見た料理を現実で食べてみたくなった
私はもともと、UFOキャッチャーでちいかわのグッズを取ったり、ポップアップショップで商品を買ったりしたことはありました。
ただ、原作漫画やアニメの物語はほとんど知らず、映画も「かわいいキャラクターの作品」という感覚で観に行きました。
ところが『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』は、かわいい絵だけを見ていると気づきにくい残酷さや、登場人物の無言の感情を考えさせられる作品でした。特に煮付けの場面は、映画を観たあとも印象に残りました。
その料理が、映画公開の時期に合わせて現実のセブンで商品化されています。単に味を確かめたいというより、実際に食べることで映画の印象がどう変わるのかを確かめたくなったのが、今回探しに行った一番の理由です。
セブンの映画ちいかわ「赤魚の煮付」とは
「映画ちいかわ 7プレミアム 赤魚の煮付」は、セブン‐イレブンと『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』のコラボ商品です。
セブン‐イレブンの公式キャンペーンページでは、2026年7月18日から順次発売と案内されています。店舗によって発売時期や取扱いが異なり、売れ行きや原材料の供給状況によっては販売を終了する場合があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 映画ちいかわ 7プレミアム 赤魚の煮付 |
| 価格 | 税抜298円/税込321.84円 |
| 購入時の支払価格 | 税込321円 |
| 熱量 | 100kcal |
| 加熱時間 | 500~600Wで50秒/1500Wで15秒 |
| 保存方法 | 要冷蔵10℃以下 |
パッケージには、ちいかわだけでなく、料理のそばにヒトハとフタバも描かれています。映画を知らなければ、島の登場人物が描かれたかわいいパッケージに見えます。映画を観たあとでは、パッケージの見え方も変わります。
ヒトハとフタバがどのキャラクターか分からない方は、映画ちいかわの初心者向けキャラクター一覧で、ネタバレなしで見分け方を確認できます。
セブン‐イレブンの公式商品ページでは、魚や骨から出たうまみや脂を含む甘辛いタレで、ふっくらと炊いた煮魚と紹介されています。
参考:セブン‐イレブン「映画ちいかわ 7プレミアム 赤魚の煮付」
近隣4店舗で売り切れ|アプリで約400メートル先に発見
最初に近所のセブンへ行ったのは、2026年7月26日の朝です。商品棚には「映画ちいかわ 赤魚の煮付」の案内がありましたが、商品が置かれる場所だけきれいに空いていました。

夜に改めて探しても見つからなかったため、セブン‐イレブンアプリの在庫検索を利用しました。近い順に表示された4店舗は、すべて「在庫なし」です。
さらに見ると、5番目の店舗が「在庫あり」になっていました。現在地から395メートル、およそ400メートル、徒歩約5分の場所です。
アプリに表示された在庫情報の最終更新は21時41分、私が確認したのは22時11分。それから店舗へ向かい、22時25分に購入しました。売り場には実際に2個残っていました。
在庫情報には時間差があり、必ず買えるとは限りません。それでも、映画公開直後のコラボ商品を探して何店舗も歩き回るより、アプリで確認した方がはるかに効率的でした。
近所で売り切れていても、少し離れた店舗には残っている可能性があります。

セブンアプリで在庫を調べる方法
- セブン‐イレブンアプリを開く
- 「商品一覧・在庫検索」を選ぶ
- 「映画ちいかわ」などで検索する
- 「映画ちいかわ 7プレミアム 赤魚の煮付」を選ぶ
- 「在庫のある店舗を探す」を押す
- 周辺店舗の「在庫あり」「在庫なし」を確認する
セブン‐イレブンの公式FAQでも、アプリの「商品一覧・在庫検索」または「店舗検索」から在庫状況を確認できると案内されています。
温めて開封|煮魚らしい香りが広がった
容器の右斜め前にあるフィルムを点線まで剥がし、500~600Wの電子レンジなら50秒、1500Wなら15秒加熱します。
電子レンジから出してフィルムを剥がすと、煮魚らしい香りがふわっと広がりました。その瞬間、素直に「美味しそう」と感じます。

今回は実物の見た目を確認し、写真を撮るために長方形の皿へ移しました。一切れでも十分な大きさがあり、一人分のおかずとして量に物足りなさはありません。

実食|身は柔らかく、甘すぎないタレで普通に美味しい
身は柔らかく、箸で簡単にほぐせました。
タレはやや甘めですが、甘さがしつこく残るほどではありません。魚特有の臭みも気にならず、ご飯にも合いそうな食べやすい煮魚です。
映画の意味をいったん忘れて、食品だけを評価しても普通に美味しく食べられました。
だからこそ、映画の場面を思い出したときの複雑さが強くなります。実際には日常の食卓へそのまま出てきても不思議ではない味で、劇中で行われたことまで急に現実へ近づいたように感じました。
メイン部分は骨が少なく、端には細かな骨が多かった
パッケージには「魚の骨にご注意ください」と書かれています。
今回食べたものは、厚みのあるメイン部分には骨が少なく、ほとんど気にせず美味しく食べられました。
一方、端の部分には細かな骨が多く、食べ進めるのに少し苦労しました。商品全体が小骨だらけというわけではありませんが、子どもが食べる場合や二人で分ける場合は注意が必要です。
二人で分けるなら、片方に骨の多い端が偏らないよう、中央の身と端を均等に取り分けるのがよさそうです。

税込321円は良心的|八海山との相性もよかった
一人分のおかずとして量は十分で、税込321円は妥当。コラボ商品としては良心的な価格だと感じました。
今回は一緒に八海山も購入しました。赤魚を食べたあとに八海山を飲むと、甘辛い煮付けの余韻をすっと洗い流してくれます。口の中がリセットされ、また次の一口へ進みやすくなりました。
味の余韻は洗い流してくれましたが、映画の場面までは頭から離れませんでした。

映画の前と後、どちらに食べても意味が変わる
この赤魚の煮付は、映画を観る前と観た後で、別の楽しみ方ができる商品だと思います。
| 食べるタイミング | 楽しみ方 |
|---|---|
| 映画を観る前 | 先に食べた煮魚の記憶が、映画の中で意味のある場面へ変わる |
| 映画を観た後 | 劇中の「あの煮付け」を思い出しながら、現実で追体験できる |
映画の前なら、自分の食事が小さな伏線になる
映画を観る前なら、まずは普通の美味しい煮魚として食べられます。
その後に映画館で同じような料理が登場すると、「自分もさっき食べた」と記憶が重なります。さらに物語が進み、料理の意味を知ったとき、何気なく食べた赤魚の記憶まで違って見えてくるかもしれません。
商品を先に食べておくことが、鑑賞者自身にとっての小さな伏線になります。
映画の後なら、「美味しい」と「怖い」が同時に来る
映画を観た後なら、パッケージを見た瞬間から、何をモチーフにした商品なのか分かります。
実際の商品は赤魚ですが、自分でフィルムを剥がし、温め、身を箸でほぐして食べる動作が、劇中の煮付けの場面と重なります。
美味しいと思う一方で、その美味しさを素直に喜んでよいのか、少し複雑な気持ちになりました。
映画を観る前に食べても、観た後に食べてもおすすめです。
これから映画を観る方は、この先のネタバレ部分を読まず、商品レビューまでで止めてください。
【ネタバレあり】普通に美味しいことが、映画の残酷さを現実へ近づける
ここからは『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』の重大なネタバレを含みます。
人魚の煮付けが登場する理由に触れるため、未鑑賞の方はご注意ください。
映画では、瀕死になったフタバを救うために、ヒトハが罪のない人魚を殺し、その肉を煮付けにして食べさせます。
見た目だけなら、弱った友達へ食事を用意する場面です。しかし、料理ができるまでに起きたことを考えると、かなり残酷です。
今回の商品はもちろん赤魚で、人魚ではありません。それでも、パッケージには料理の当事者であるヒトハとフタバが描かれています。その二人を見ながら煮魚を食べると、自分も映画の食卓へ加わったような感覚になりました。
そして実際に食べた煮付けは、身が柔らかく、甘辛いタレで普通に美味しいものでした。
「人魚の肉も、食べた側にとってはこのように普通に美味しかったのだろうか」
そこまで想像すると、映画で直接描かれなかった部分まで現実味を持ち始めます。日常の惣菜として成立する味だからこそ、友達を救うために誰かを食材にした行為が、身近で生々しく感じられました。
味だけなら満足度は7点です。しかし、映画の場面を思い出し、自分で同じような煮付けを口へ運ぶ体験まで含めれば10点でした。
この商品は、観客が感じた「かわいいのに残酷」「美味しそうなのに怖い」という矛盾まで現実へ持ち出したコラボ商品なのだと思います。
人魚の煮付けが持つ意味やヒトハとフタバの行動、物語のラストについては、以下のネタバレ考察記事で詳しくまとめています。

こんな人におすすめ
- 映画を観る前に、劇中へつながる食べ物を体験しておきたい人
- 映画を観た後に、あの煮付けを現実で追体験したい人
- 映画の感想を友人や家族と話すきっかけが欲しい人
- ちいかわのコラボ商品を、パッケージだけでなく物語込みで楽しみたい人
- 手軽に食べられる煮魚を探している人
ただし、端には細かな骨があったため、子どもが食べる場合は大人が確認した方がよいでしょう。
よくある質問
セブンの映画ちいかわ「赤魚の煮付」は売り切れですか?
店舗によって異なります。私が2026年7月26日に探した際は、近い順に4店舗が在庫なしでしたが、約400メートル先の5店舗目には2個残っていました。近所で見つからない場合は、セブン‐イレブンアプリの在庫検索を試してみてください。
値段と温め時間は?
公式価格は税抜298円、税込321.84円です。容器のフィルムを点線まで剥がし、500~600Wで50秒、1500Wで15秒温めます。
骨はありますか?
あります。今回食べたものは、厚いメイン部分には骨が少なかった一方、端には細かな骨が多くありました。
映画を観る前に食べても大丈夫?
映画を観る前でも楽しめます。先に食べると、映画で煮付けが登場した際に、自分の食事の記憶が場面と重なります。映画の内容を知りたくない場合は、本記事の「ネタバレあり」と書かれた部分は読まないでください。
まとめ|映画の前なら伏線、映画の後なら追体験になる
「映画ちいかわ 7プレミアム 赤魚の煮付」は、身が柔らかく、甘めながらしつこくないタレで、食品として普通に美味しい煮魚でした。
メイン部分は骨が少なく食べやすかった一方、端には細かな骨が多いため注意が必要です。税込321円で量も十分あり、コラボ商品としては良心的だと感じました。
しかし、この商品の本当の面白さは、味や価格だけではありません。
映画を観る前に食べれば、自分が食べた煮魚の記憶が、映画の中で不穏な意味へ変わります。映画を観た後に食べれば、劇中の食卓を現実で追体験し、「美味しい」と「怖い」を同時に味わうことになります。
味だけなら7点、映画体験まで含めれば10点。
近所で売り切れていても、少し離れた店舗には残っている可能性があります。私の場合は近隣4店舗が在庫なしでも、約400メートル先の5店舗目で2個見つけられました。
映画を観る前の予習としても、観た後の余韻を深める体験としても、気になる方はセブンアプリで在庫を確認してみてください。
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