映画『不都合な真実2:放置された地球』

Date:2017年10月20日13時01分 | Category:シネマ | Writer:古山和子
映画『不都合な真実2:放置された地球』
“次の世代が生きる世界で…彼らが過去を振り返って、
「何を考えていたの?」と聞くのは当然のことだろう”



映画『不都合な真実2:放置された地球』
■監督:ボニー・コーエン、ジョン・シェンク
■出演:アル・ゴア
■配給:東和ピクチャーズ
◎11月17日(金)より福岡中洲大洋にて公開



 街で出会った知人との挨拶で「こんにちはお元気?」の後に、最近思わず口から出る言葉が「この頃お天気おかしいですよね、気を付けましょうね」です。皆さんは如何ですか?

 タイトルで紹介したのは、映画『不都合な真実』が上映されてから10年後の現実を世界の人々に伝える為に製作された続編『不都合な真実2:放置された地球』に、アル・ゴア氏が寄せたコメントです。“次の世代が生きる世界で、洪水、嵐、海面上昇、干ばつが頻発し、居住が困難なために、何百万人の難民が発生し世界中の国々が不安定な生活を強いられたとしたら…彼らが過去を振り返って、「何を考えていたの?」と聞くのは当然のことだろう”。

 90年代、2期(8年間)に亘ってクリントン政権の副大統領を務めたゴア氏。2000年の大統領選では大接戦の末ブッシュ氏に破れ、政治の表舞台から遠ざかったかと思いきや、6年後に上映されたドキュメンタリー映画『不都合な真実』で、新たな道を示してくれました。この映画を観た時の衝撃は忘れられませんね。07年のアカデミー賞で2部門に輝き、この分野では異例の記録的ヒットとなりました。そしてゴア氏はその年のノーベル平和賞を受賞。世界の流れはこれで少しは変わると思った(思いたい)人々が沢山いた筈です。

 あれから10年、続編では、地球環境悪化に歯止めをかけようと、多くの困難を乗り越え、より勢力的に活動を続けるゴア氏を追いながら“今現在の地球はどうなっているのか”を訴えかけてきます。彼のライフワークとなった環境問題、関心を持つきっかけとなったのは、大学在学中に学んだ二酸化炭素についての講義だそうで、91年には「地球の掟」という本も出版。

 この映画の冒頭でスクリーンに映し出されるのは、北極海のグリーンランド。ゴア氏を乗せたヘリから見えるのは、至る所で崩れ落ち続ける氷壁、雪原の上に無数に刻まれた水の流れる溝、海に漂うおびただしい数の氷塊…

 ゴア氏が映画を通じて訴えたかった3つのメッセージとは、
_甲伐修留洞舛聾穏濂修靴討り、状況は悪化の一途をたどっている。
温暖化の解決策は既にわかっており、温暖化対策が経済成長の原動力、という状況になってきた!ということ。
4屬帽腓Ε織ぅ潺鵐阿納匆颪鯑阿していくため、個人がライフスタイルを見直すだけでなく、政治家を動かしていく!

 さぁ、まずはこの映画を観て、今からでもいい、明日の為に始めましょう!


古山和子
RKBアナウンサー時代には「ユーアンドミー」や「ザ・モーニングダイヤル」などを担当。現在もラジオ番組や講演会で映画を中心にしたおしゃべりで活躍中。