「ストリート・ライフ」クルセイダーズ(79年録音)

Date:2017年09月20日13時01分 | Category:音楽 | Writer:相川 潔
「ストリート・ライフ」
クルセイダーズ(79年録音)

ボーカルを導入して展開する
フュージョンのヒット作品


 61年に結成されたジャズ・クルセイダーズは71年にクルセイダーズと名前を替え、ファンキーでブルージーな路線を推し進めてきた。70年代後半になるとクロスオーバーブームに乗ってよりポップなサウンドに変化していき、「サザン・コンフォート」「スクラッチ」「チェイン・リアクション」などヒット作を生んだ。

 「ストリート・ライフ」はついにランディ・クロフォードのボーカルを入れ、都会の黒人たちのストリート・ライフを洗練されたサウンドで紹介している。オリジナルメンバーのウェイン・ヘンダーソン、ポップス・ポップウェルはもういないが、ビリー・ロジャース、デビッド・T・ウォーカー、ポール・ジャクソン、ジェームス・ジェマーソンなど、人気のスタジオミュージシャンが多数参加してこの作品に花を添えている。

 彼らの作品はジョー・サンプル、ウィルトン・フェルダー、スティックス・フーパーの3名による作曲をバランスよく組み合わせ、ドラマティックなストーリーを展開している。この時代を代表する路線はその後も続き、ボーカルを迎えた作品が継続されることになるのだ。


このレコードは米国MCA原盤で、これを手に入れるため京都まで探しにいったのを思い出す。この時代ならではのゴージャスな音である。

相川 潔
元広告会社社員・長崎市生まれ熊本市在住。
ジャズ、ロック、ソウルなどのレコードを追い求めて数十年。名盤、奇盤多数。
レコードは盤、ジャケット、再生機を含めて楽しむべき芸術だと思います。