「地獄の咆哮」 ブルー・オイスター・カルト(75年録音)

Date:2017年06月16日16時17分 | Category:音楽 | Writer:相川 潔
「地獄の咆哮」
ブルー・オイスター・カルト(75年録音)

強力なパワーを発揮する
ニューヨークメタルのライブ盤


70年代にアメリカンハードロックが台頭し、ヘビーメタルの元祖と呼ばれるブルー・オイスター・カルトがニュー・ヨークを拠点に黒魔術的なイメージを漂わす歌詞と哀調を帯びたメロディのハードロックを展開し、3枚のアルバムを出した時点で集大成のライブ盤を発表する。

鬼才プロデューサーサンディ・パールマンのバックアップとパティ・スミスがオープニングMCを務めるという力の入れようで「人間そっくり」からギンギンのへビーメタルの世界を展開する。

「メッサーシュミット262」ではギター4本でのバトルも飛び出す。
しかしこの作品のヘビーネスを発揮するのはラストを締め括る「ワイルドで行こう」で、あのステッペン・ウルフの名曲をここまで聴かせるのかという感動が溢れるのだ。

大学生で聴いた頃手に入らなかったレコードを20年後に米国盤で買うことができたがインナースリーブは印刷されていなかった、実に残念。

数あるロックのライブ盤の中でもこの作品は別格である。
彼らは今でも活動を続けており、HPを見ると親切なことに歌詞までも紹介されている。



このレコードは米国コロムビア原盤でいかにも黒魔術を連想させるジャケットの作りも怪しい雰囲気を演出している。

相川 潔
元広告会社社員・長崎市生まれ熊本市在住。
ジャズ、ロック、ソウルなどのレコードを追い求めて数十年。名盤、奇盤多数。
レコードは盤、ジャケット、再生機を含めて楽しむべき芸術だと思います。