「ベガーズ・バンケット」(68年録音) ローリング・ストーンズ

Date:2017年04月20日13時01分 | Category:音楽 | Writer:相川 潔
「ベガーズ・バンケット」(68年録音)
ローリング・ストーンズ


ストーンズの原点に回帰する
60年代の傑作アルバム


ビートルズに対抗心を燃やしていたこともあったのか、ローリング・ストーンズが67年にリリースした「サタニック・マジェスティーズ」はサイケデリックで奇妙な作品と酷評された。彼らは自分達の方向性を見直し、プロデューサーにジミー・ミラーを迎えてロックンロール、R&B、カントリーなど、彼らの原点でもあるブルージーな曲をまとめて「ベガーズ・バンケット」を発表する。「悪魔を憐れむ歌」「ストリート・ファイティング・マン」などのシングルヒットも生まれる。ブライアン・ジョーンズはシタールやスチールギターなどでアクセントをつけているが主導権は完全にジャガー=リチャードに握られ、ほぼ解雇状態だったと言われている。最後を締め括る「地の塩」はマドレーン・ベル、ドリス・トロイなどの女性コーラスに加え、ニッキー・ホプキンスのピアノがドラマティックに演出する。彼らはトイレの落書の写真を使用することを主張したがデッカレコード側が反対して招待状に似たクリーム色のジャケットで発売される。84年になってやっとトイレジャケットが実現することになったのだ。



このレコードは学生時代からこのジャケットに親しんでいるのでトイレの写真では曲のイメージが湧かない。発売されたレコードも少ないはずだ。

相川 潔
元広告会社社員・長崎市生まれ熊本市在住。
ジャズ、ロック、ソウルなどのレコードを追い求めて数十年。名盤、奇盤多数。
レコードは盤、ジャケット、再生機を含めて楽しむべき芸術だと思います。