佐賀県立美術館 「ホキ美術館名品展」3月29日(水)〜5月14日(日)

Date:2017年03月14日15時57分 | Category:博物館・美術館 | Writer:ぐらんざ編集部
佐賀県立美術館 「ホキ美術館名品展」
3月29日(水)〜5月14日(日)


写真を超えたあっと驚く細密絵画70点
千葉ホキ美術館から佐賀県美に九州初上陸



「日差し」島村信之 2009年

ここに掲載している上段のカーテン越しに日差しを浴び、満たされた寝顔を見せる女性が、写真ではなく、写実だと見抜ける人がどれだけいるでしょうか。
しなやかな表情や女性特有の曲線美、更には陰影の微妙さなど写真の域を超えた画家の表現力には驚くばかりです。これは島村信之という現代写実画家の作品です。

 絵画の歴史は写実的に描くという事と共にあり、16世紀にレオナルド・ダ・ビンチを頂点にレンブラントやフェルメール等へ脈々と受け継がれてきました。

 しかし19世紀の写真の登場によってその役目は終え、その後は印象派や抽象絵画の全盛期となり、写実は過去のものと言われたものでした。

 しかし近年、徐々にまた写実に脚光が当たってきたのです。その復興に多大な貢献をしているのが、千葉市に2010年に開館した、日本で初めての写実絵画専門館の「ホキ美術館」です。

 現在、日本で写実画家と名乗って活躍している画家は100人程いると言われていますが、そのうちの若手から巨匠まで約40人140点の作品がこの「ホキ美術館」に収集展示されています。

 その中から27人の作家による70点の作品が今、佐賀県美で初公開されているのです。

 何故佐賀県美かというと、佐賀大学が写実主義絵画の優秀な学生を世に送り出している事から、「ホキ美術館」と意気投合し開催となったものです。

 ところで写真と絵画の違いは何かといわれると、小難しい話になりますが、どちらも3次元のものを2次元に表現しているが、カメラは単眼レンズのため焦点が一点に絞られ、回りがぼけるという技術の限界があります。

 それに対して絵画は人の目で焦点を合わせるのでより立体感が出せることです。

「見える通り、感じる通り、触れる通り、聞こえる通り、匂う通り、味わう通りに描く」というのが、写実派のモットーです。

 写実絵画の魅力は、画家が1年に数点しか描くことができないほど、時間をかけてモチーフと向き合い、細部まで丹念に描き切るその奥深い心情に接することではないでしょうか。是非見て感じてください。


「5:55」生島浩 2007-2010年

廣靖邦(ジャーナリスト)
元RKB報道局長。ソウル特派員中海外の文化、歴史に目覚める。これまで50カ国余・16万キロをレンタカーで回り、各地の風土、文化を観察し博物館、美術館等を歴訪。現在西南学院大学マスメディア実践論講師、西日本文化協会評議員、九州経済フォーラム理事、九州観光推進機構運営協議委員、九州日中文化協会理事長、モンゴル友好協会理事、九州国立博物館振興財団専務理事等。



福岡近郊博物館・美術館4月〜のスケジュール
※( )内の料金は、特別・前売り・団体料金、詳細はお問合せください


九州国立博物館
タイ 〜仏の国の輝き〜

4月11日(火)〜6月4日(日)
●一般 1,600(1,400)円
●高大生 1,000(800)円   
●小中生 600(400)円
休館日/月曜日(ただし5月1日(月)
は開館)
☎050・5542・8600(ハローダイヤル)




久留米市美術館
川端康成 美と文学の森

4月1日(土)〜5月21日(日)
●一般 1,000(800)円
●65歳以上 700(500)円   
●高大生 500(400)円
中学生以下無料
休館日/月曜日(ただし5月1日(月)
は開館)☎0942・39・1131




佐賀県立美術館
ホキ美術館名品展

3月29日(水)〜5月14日(日)
●一般 1,200(1,000)円 
●中高生 800(600)円
休館日/月曜日(ただし月曜日が祝日
の場合は開館、翌日休館)
☎0952・23・9112
(サガテレビ事業企画部)




長崎県美術館
アートたけし展

〜4月16日(日)
●一般 1,200(1,000)円   
●高大・70歳以上 900(700)円
●小中生 700(500)円
小学生未満無料
休館日/4月10日(月)
☎095・833・2110




大分県立歴史博物館
大相撲コレクション展

〜5月14日(日)
●一般 310(200)円
●高大生 150(100)円
中学生以下無料
※土曜日は高校生無料
休館日/月曜日(ただし月曜日が祝日
の場合は開館し、翌平日休館)
☎0978・37・2100