九州国立博物館 「宗像・沖ノ島と大和朝廷」 〜3月5日(日)

Date:2017年02月20日13時01分 | Category:博物館・美術館 | Writer:ぐらんざ編集部
九州国立博物館 「宗像・沖ノ島と大和朝廷」 〜3月5日(日)

世界遺産登録を目指す“宗像・沖ノ島展”に熱視線
同時開催の4階 宮地嶽展示と合わせて神話の里検証



3階特別展の“沖ノ島展”          4階常設展の“宮地嶽古墳群”コーナー

玄界灘の荒海にぽつんと浮かぶ孤島・沖ノ島は、今年7月に下される予定の、ユネスコの世界文化遺産への登録の吉報を待っています。
 日本史の中で神話と現実とが入り混じり、空白に満ちた4世紀から9世紀の約500年の間、大陸との航海の安全等を祈ったここ沖ノ島には、大和朝廷も絡んだおびただしい量の貴重な宝物が奉納され、大規模な祭祀が行われて来ました。
 絶海の孤島であった事や、女人禁制で神秘のベールに包まれ、入島もままならなかった事などが幸いし、奉献品が守られ8万点もの国宝が残されたのです。

 九博では神宿る島から出土した宝物に加え、大和朝廷とのつながりも示す韓国など国内外からの同時代の国宝31件、重文19件を含む宝物160件を集め、神話の時代への新たな検証に挑むというこれまでに無い試みを展開しているだけに、考古ファンならず訪れた客は熱い視線を送っています。
 ところで隣の天満宮には、正月三が日で200万人余もの初詣客が押し寄せることもあり、九博は全国でも珍しく元旦から開館しており、今開かれている「沖ノ島展」を盛り上げ、世界文化遺産登録への後押しにも力を入れています。

 一方で九博は同じ屋根の下、古墳時代の九州北部の神話の世界を窺い知ることのできるもう一つの展覧会を同時に開いています。
 3階で宗像大社の特別展「国宝・沖ノ島展」を、4階常設展では宮地嶽神社の古墳から出土した「企画展示」を開き考古ファンを楽しませています。

 宗像大社と宮地嶽神社とは場所が近接しており、1500年ほど前の幻の古墳時代に、そこを拠点としていた双方の豪族や首長が、争っていたのか友好裏に共存していたのか、はたまたどういう暮らしをしていたのかと、2つの展覧会から客を太古の世界へと引き込み、考古学への限りない興味を引き出させているのも見ものです。

廣靖邦(ジャーナリスト)
元RKB報道局長。ソウル特派員中海外の文化、歴史に目覚める。これまで50カ国余・16万キロをレンタカーで回り、各地の風土、文化を観察し博物館、美術館等を歴訪。現在西南学院大学マスメディア実践論講師、西日本文化協会評議員、九州経済フォーラム理事、九州観光推進機構運営協議委員、九州日中文化協会理事長、モンゴル友好協会理事、九州国立博物館振興財団専務理事等。



福岡近郊博物館・美術館3月〜のスケジュール
※( )内の料金は、特別・前売り・団体料金、詳細はお問合せください

九州国立博物館
宗像・沖ノ島と大和朝廷


〜3月5日(日)
●一般 1,500(1,300)円
●高大生 1,000(800)円
●小中生 600(400)円
休館日/月曜日(ただし月曜日が祝日
の場合は開館、翌日休館)
☎050・5542・8600(ハローダイヤル)





福岡市博物館
フィンランド・デザイン展


〜3月20日(月・祝)
●一般 1,400(1,200)円
●高大生 800(600)円
●小中生 500(300)円
休館日/月曜日
(ただし3月20日(月・祝)は開館)
☎092・845・5011







久留米市美術館
生誕140年 吉田博展


〜3月20日(月・祝)
●一般 1,000(800)円
●65歳以上 700(500)円
●高大生 500(400)円
●中学生以下無料
休館日/月曜日(ただし3月20日
(月・祝)は開館) ☎0942・39・1131










長崎県美術館
夢の美術館
−めぐりあう名画たち−


2月23日(木)〜4月2日(日)
●一般 1,000(900)円
●大学・70歳以上 800(700)円
●高校生 600(500)円
●中学生以下無料
休館日/2月27日(月)、3月13日(月)
☎095・833・2110




長崎歴史文化博物館
よみがえれ!
シーボルトの日本博物館


〜4月2日(日)
●大人 1,200(1,000)円
●中高・シニア 700(500)円   
休室日/3月13日(月)
☎095・818・8366