「ザ・スリー・ディグリーズ」(74年録音)

Date:2017年02月20日13時01分 | Category:音楽 | Writer:相川 潔
「ザ・スリー・ディグリーズ」(74年録音)
ザ・スリー・ディグリーズ

フィラデルフィアソウルの華
時代を牽引した歌姫の人気作


 70年のソウル界に突如としてソフィスティケイトされたサウンドが登場する。それまでデトロイト中心のモータウンサウンドが主流だったが、ケニー・ギャンブルとレオン・ハフの二人のライターが推進するフィラデルフィア・インターナショナルが、ソウルトレインのプロモーションを中心にしてビリー・ポール、オージェイズと共に売り出したのが彼女たちであった。

 「荒野のならず者」でデビューし、来日記念シングル「天使のささやき」を含む本作は日本でも大ヒットし来日時には日本語盤「にがい涙」を収録するなど、売れるものはしゃぶり尽くす日本人の商売根性に感心したものだ。このサウンドのベースを担っているのがMFSBと呼ばれるスマートで重厚なブラスとストリングスの実力楽団であった。

 ブラスといえば3月の博多座公演は博多華丸主演の“熱血!ブラバン少女。”だが、中学高校と同級生だった森田順平君が2年振りに出演するということもあって本当に楽しみである。さて、ザ・スリー・ディグリーズは今でもメンバーを変えて活動を続けているが、黒人ソウルグループでは無くなったようだ。


このレコードはごく最近になって思い出したように買った日本盤中古レコードである。大学時代にこのサウンドに没頭したことを思い出す。

相川 潔
元広告会社社員・長崎市生まれ熊本市在住。
ジャズ、ロック、ソウルなどのレコードを追い求めて数十年。名盤、奇盤多数。
レコードは盤、ジャケット、再生機を含めて楽しむべき芸術だと思います。